動悸

動悸とは、普段は意識しない心臓の鼓動が「ドキドキ」や「バクバク」と強く感じられる状態を指します。脈が速くなったり、不規則になったり、胸の中で心臓が跳ねるような違和感や不快感を覚えることもあります。

こうした動悸は、安静にしているときや運動中、またはストレスを感じたときなど、さまざまな場面で起こります。

動悸は自覚症状であり、他人からは分かりにくいため、辛さを理解されにくいこともあります。特に、検査をしても明らかな異常が見つからない場合でも、突然胸がドキドキしたり、必要以上に心拍数が上がったりすることがあります。

こうした症状が続くと、「いつまた動悸が起きるのか」と不安になり、ストレスや緊張、失敗できない場面などで症状が出やすくなります。その結果、人前に出ることや外出を避けるようになり、日常生活の質が低下することもあります。

厚生労働省の調査では、動悸や息切れを感じる人は年齢とともに増加し、特に40代以降の女性で多く見られます。2023年のデータによると、20～60代女性の約85％が日常生活で動悸や息切れを経験したことがあると回答しています。また、心疾患全体の患者数は約306万人にのぼります。動悸は年齢や性別を問わず、多くの人が経験する一般的な症状です。

動悸を放置すると、日常生活や趣味に支障が出たり、息切れやめまい、失神、胸痛、呼吸困難などが現れることがあります。背後に重大な心臓病（不整脈、心不全、心筋梗塞など）が隠れている場合は、命に関わるリスクや、最悪の場合は脳梗塞や突然死につながることもあります。そのため、症状が続く場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

このサイトでは当院が動悸の原因をどう考え、どう治療していくのかを解説していきます。

【薬物療法】
不整脈や心疾患の場合、抗不整脈薬やβ遮断薬などを処方
デメリット：副作用や長期服用による依存、効果が実感しにくい場合がある

【原因疾患の治療】
甲状腺疾患や貧血など、心臓以外の原因があればその治療を行う
デメリット：原因が特定できない場合や治療に時間がかかることもある

【生活指導】
ストレス管理や睡眠改善、適度な運動など生活習慣の見直し
デメリット：習慣の改善には根気が必要で、すぐに効果が現れないことが多い

【精神的ケア】
精神的ストレスが強い場合は、抗不安薬などを使うこともある
デメリット：抗不安薬などは依存や眠気などの副作用リスクがある

【定期的な経過観察】
症状や心電図の変化を定期的にチェック
デメリット：不安が残りやすく、症状が続くと生活の質が低下しやすい

鍼灸や整体は、自律神経や体のゆがみを整え、全身のバランスを取り、痛みや心身の緊張、無意識のストレスを和らげるのに適しています。

薬ばかりに頼りたくない方や、病院以外の改善法を知りたい方は、ぜひお試しください。

病院では、多くの動悸が薬を処方されて経過観察になってしまうため、根本的な改善は見込めず諦めて放ったらかしになってしまうケースが多いのですが、軽度であれば根本改善は十分可能ですし、重度の場合でも症状の改善・軽減は可能性があるので、諦めないで整体の治療も選択の一つに入れていただければと思います。

さらに、当院の行う動悸の治療は、多くの病院のように症状に焦点を合わせての治療は行わず、根本的な改善に向けて身体を整えていきます。

そもそもの原因である体のゆがみを整え、自律神経など神経系の機能を向上させます。また再発しないための姿勢指導から、自律神経を正常に働かせるためのセルフケア指導など、多角的・総合的に行っていくので、相乗効果も高く、動悸にとって理想的なアプローチが可能な治療法なのです。

そしてこれまで数多くの動悸の患者さんと向き合ってきた当院にご相談いただければ幸いです。

このサイトでは、動悸に関する一般的な原因や考え方に加えて、当院が考える原因や根本的な改善法などについて解説していきます。

ぜひ最後まで読み進めていただき、改善のためにお役立ていただければ幸いです。