顎関節症

顎関節症は、口を開けたり閉じたりする際に顎の関節やその周囲の筋肉に痛みや違和感が生じる状態です。口が開けにくい、顎が鳴る、噛むと痛いなどの症状が現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。
口を開けて、手の指が縦に２本入らなければ顎関節症である可能性が高まります。

厚生労働省や日本歯科医師会などの調査によると、顎関節症は日本人の約1割が何らかの症状を経験しているとされ、推定患者数は1,500万人以上とも言われています。

症状を放置すると、顎の炎症が広がり、顔の骨格や噛み合わせの歪み、首や肩・腰など全身の不調に発展することがあります。重症化すると頭痛や耳鳴り、しびれ、めまい、精神的な不調まで引き起こし、日常生活に大きな支障が出る恐れがあります。

発症の原因として、何かひとつというより様々なことが重なることでこの顎関節症が起こるとされています。また、寝ているときにおこる「歯ぎしり」とも密接な関係があり、歯医者さんで奥歯が削れていると言われてマウスピースを処方されるかたもたくさんいます。

こちらのサイトでは、この顎関節症の原因やメカニズム、当院での治療法から自分でできるセルフケアなどを紹介していきます。

Q1.顎関節症は自然に治りますか？
軽症例では自然に改善することもありますが、長引く場合や悪化傾向があれば早めの対策が大切です。

Q2.顎関節症の人がやってはいけないことは？
自己流のマッサージや無理な口の開閉、硬いものを噛む、頬杖、うつ伏せ寝、片側だけで噛むことは避けましょう。

Q3.顎関節症と顎関節炎の違いは？
顎関節症は関節や筋肉の機能障害全般を指し、顎関節炎は関節部分に炎症が起きている状態です。

Q4.顎関節症は必ず痛みを伴いますか？
痛みがない場合もあり、音や開けづらさだけの場合もあります。

Q5.顎関節症は完治しますか？
多くは適切な治療やセルフケアで改善しますが、再発することもあるため継続的なケアが重要です。

Q6.どの診療科を受診すればよいですか？
まずは歯科や口腔外科、症状によっては整形外科や耳鼻科も相談先となります。

Q7.顎関節症の原因は何ですか？
噛み合わせの異常、歯ぎしり、ストレス、生活習慣などが複合的に関与します。

Q8.顎関節症は再発しやすいですか？
生活習慣やストレスが続くと再発しやすいため、日常のケアが大切です。

Q9.薬や湿布は効果がありますか？
一時的な痛みの緩和には有効ですが、根本的な解決には他の治療や生活改善が必要です。

Q10.手術以外で改善する方法はありますか？
多くの場合、保存的治療やセルフケアで十分改善が期待できます。手術は最終手段です。

鍼灸や整体は、自律神経や体のゆがみを整え、全身のバランスを取り、痛みや心身の緊張、無意識のストレスを和らげるのに適しています。

薬ばかりに頼りたくない方や、病院以外の改善法を知りたい方は、ぜひお試しください。

病院では、多くの顎関節症が鎮痛剤やマウスピースを処方されて経過観察になってしまうため、根本的な改善は見込めず諦めて放ったらかしになってしまうケースが多いのですが、軽度であれば根本改善は十分可能ですし、重度の場合でも症状の改善・軽減は可能性があるので、諦めないで整体の治療も選択の一つに入れていただければと思います。

さらに、当院の行う顎関節症の治療は、多くの病院のように症状に焦点を合わせての治療は行わず、根本的な改善に向けて身体を整えていきます。
そもそもの原因である体のゆがみを整え、自律神経など神経系の機能を向上させます。また再発しないための姿勢指導から、自律神経を正常に働かせるためのセルフケア指導など、多角的・総合的に行っていくので、相乗効果も高く、顎関節症にとって理想的なアプローチが可能な治療法なのです。

そしてこれまで数多くの顎関節症の患者さんと向き合ってきた当院にご相談いただければ幸いです。

このサイトでは、顎関節症に関する一般的な原因や考え方に加えて、当院が考える原因や根本的な改善法などについて解説していきます。

ぜひ最後まで読み進めていただき、改善のためにお役立ていただければ幸いです。