副鼻腔炎（蓄膿症）

副鼻腔炎とは、鼻の奥にある副鼻腔という空洞に炎症が起き、膿や粘り気のある鼻水がたまり、鼻づまりや顔の痛みなどを引き起こす病気です。風邪やアレルギー、細菌感染などが原因で発症し、症状が長引く場合は「慢性副鼻腔炎」と呼ばれます。

厚生労働省の調査によると、日本国内で副鼻腔炎（蓄膿症）と診断される患者は年間数百万人規模と推定されており、特に慢性副鼻腔炎は成人の約2～5％が経験するとされています。

副鼻腔炎を放置すると、鼻づまりや頭痛が慢性的に続き、日常生活の質が大きく低下してしまいます。また、嗅覚障害が進行することで、食事や生活の楽しみが減ってしまうことも少なくありません。

さらに炎症が目や脳などの周囲の組織に広がると、視力障害や髄膜炎といった重篤な合併症を引き起こす可能性があります。これに伴い、慢性的な疲労感や集中力の低下、睡眠障害が続くこともあり、体調全般に悪影響を及ぼします。

最悪の場合には、失明や命に関わる感染症へと発展するリスクもあるため、早めの対処が重要です。

なかなか改善しにくいとされる副鼻腔炎ですが、このサイトでは当院ではどのように考え、更にどのように改善していくのかを解説していきます。

Q1. 副鼻腔炎は自然に治りますか？
急性の場合は自然に軽快することもありますが、慢性化すると自然治癒は難しく、適切な治療が必要です。

Q2. 副鼻腔炎の人がやってはいけないことは？
無理に鼻をかみすぎたり、自己判断で薬を中断するのは避けましょう。喫煙や過度な飲酒も悪化の原因になります。

Q3. 副鼻腔炎と鼻炎の違いは何ですか？
鼻炎は鼻の粘膜の炎症、副鼻腔炎は鼻の奥にある副鼻腔の炎症で、症状や治療法が異なります。

Q4. 副鼻腔炎は必ず痛みを伴いますか？
必ずしも痛みが出るわけではありませんが、顔や頭の重さや圧迫感が現れることが多いです。

Q5. 副鼻腔炎は完治しますか？
適切な治療を受ければ多くの方が改善しますが、再発しやすいので予防やセルフケアも大切です。

Q6. どの診療科に行けばよいですか？
耳鼻咽喉科が専門です。症状が長引く場合や重い場合は早めに受診しましょう。

Q7. 市販薬やサポーターで治るのでしょうか？
市販薬やサポーターで一時的に楽になることはありますが、根本的な治療には専門的な診断と治療が必要です。

Q8. 手術をしないで治す方法はありますか？
薬物療法や生活習慣の改善、鍼灸などの補助療法で改善するケースも多くあります。ただし重症例は手術が必要なことも。

Q9. 副鼻腔炎はなぜ繰り返すのですか？
原因となるアレルギーや鼻の構造などが改善されないと再発しやすくなります。

Q10. 生活習慣で気をつけることは何ですか？
規則正しい生活、十分な睡眠、鼻のケア、禁煙、バランスの良い食事が大切です。

鍼灸や整体は、自律神経や体のゆがみを整え、神経伝達や血流を改善し、全身のバランスを取り、痛みや心身の緊張、無意識のストレスを和らげるのに適しています。

薬ばかりに頼りたくない方や、病院以外の改善法を知りたい方は、ぜひお試しください。

病院では、副鼻腔炎でお悩みの方のほとんどが薬を処方されて経過観察になってしまいます。そのため根本的な改善は見込めず、諦めて放ったらかしになってしまうケースが高頻度で見られます。

副鼻腔炎は、軽度であれば根本改善は十分可能ですし、重度の場合でも症状の改善・軽減は可能性があるので、諦めないで鍼灸や整体の治療も選択の一つに入れていただければと思います。

さらに、当院の行う副鼻腔炎の治療は、多くの病院のように症状に焦点を合わせるだけの治療は行わず、根本的な改善に向けて身体を整えていきます。
そもそもの原因である自律神経や体質、姿勢、無意識の緊張を整え、再発しないための心構えから、自律神経を正常に働かせるためのセルフケア指導など、多角的・総合的に行っていくので、相乗効果も高く、副鼻腔炎の方にとって理想的なアプローチが可能な治療法なのです。

そしてこれまで数多く副鼻腔炎にお悩みの患者さんと向き合ってきた当院にご相談いただければ幸いです。

このサイトでは、副鼻腔炎に関する一般的な原因や考え方に加えて、当院が考える原因や根本的な改善法などについて解説していきます。

ぜひ最後まで読み進めていただき、改善のためにお役立ていただければ幸いです。