貧血

貧血とは、全身に酸素を運ぶ役割を持つ赤血球やヘモグロビンが低下する病気の総称です。

血液によって酸素や栄養が十分に運ばれないことで、様々な症状が起こります。

この貧血の約9割は鉄分不足による鉄欠乏性貧血であるといわれています。しかし、貧血にはさまざまな原因があり、さらにそれぞれの原因に対する治療法はまったく異なります。

主な症状としては、立ちくらみやめまい、頭痛、息切れ、倦怠感、疲れやすくなる、味覚がおかしくなる、爪がもろくなる、口角炎･舌炎があります。

このほかにも、イライラしやすくなったり落ち込みやすくなったりと、一見すると「うつ病」と診断されかねないものも症状のひとつです。

前述のように、貧血の人に起こりやすい症状に立ちくらみがあります。
立ちくらみは正式には「起立性低血圧」といって、寝ていたり座っていたりする時などに姿勢を変えると、血圧が上手くコントロールできずに急激に下がる状態です。

その他にも、脱水や熱中症でカラダの水分が足りなくなり、頭部に十分な栄養や酸素が送られない時に、一時的に貧血や立ちくらみが起こる場合もあります。

更年期障害やパーキンソン病、糖尿病、アルコールの飲みすぎでも、起こることがあります。

健康な方でも、特に、お風呂上がりや、食後に立ち上がったときには、立ちくらみが起こることがあります。
お風呂に入ると血管が拡がり、全身に血液が流れますので、どうしても頭部の血液量が減ります。
その時に立ち上がったりすると、脳内の貧血で立ちくらみになることがあります。
食後も胃腸に血液が集中するので、脳の血液量が減って、立ちくらみの症状になったりします。

鉄分が不足しているからといって、安易にサプリメントを飲むだけでは改善しないことも多く、専門家による栄養分析と生活習慣に対する適切なアドバイスが改善への近道と言えます。

鍼灸や整体は、自律神経や体のゆがみを整え、神経伝達や血流、ホルモンバランスを改善し、痛みや心身の緊張、無意識のストレスを和らげるのに適しています。

薬ばかりに頼りたくない方や、病院以外の改善法を知りたい方は、ぜひお試しください。

病院では、ほとんどの貧血が薬を処方されて経過観察になってしまうため、根本的な改善は見込めず諦めて放ったらかしになってしまうケースが多いのですが、軽度であれば根本改善は十分可能ですし、重度の場合でも症状の改善・軽減は可能性があるので、諦めないで整体の治療も選択の一つに入れていただければと思います。

さらに、当院の行う貧血の治療は、多くの病院のように症状を抑えることだけに焦点を合わせての治療は行わず、根本的な改善に向けて身体を整えていきます。

そもそもの原因である自律神経やホルモンバランス、姿勢、無意識の心身の緊張を整えます。また再発しないための心構えから、自律神経を正常に働かせるためのセルフケア指導など、多角的・総合的に行っていくので、相乗効果も高く、膠原病の方にとって理想的なアプローチが可能な治療法なのです。

そしてこれまで数多くの貧血の患者さんと向き合ってきた当院にご相談いただければ幸いです。

このサイトでは、貧血に関する一般的な原因や考え方に加えて、当院が考える原因や根本的な改善法などについて解説していきます。

ぜひ最後まで読み進めていただき、改善のためにお役立ていただければ幸いです。